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~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編

職場に居ながらできる自分メンテナンス! 第3回
~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編


職場に居ながらできる自分メンテナンス!    第3回 <br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編


 

こんにちは。健康運動実践指導者の小松原ゆかりです。こちらでのコラム連載も今回で3回目となりました。前回は、カラダのなかで使いすぎている部分は不調症状を感じやすいというお話をしましたが、ご自身の日常生活を振り返り、使いすぎている部分とはどこなのかをお考えいただけたでしょうか?今回は具体的な例をあげて「使いすぎている部位の不調とはどのようにして生じるのか」についてもう少しお話をしていこうと思います。

 

写真:国民生活基礎調査の概況。(提供:松平浩先生)

 

□小松原さんの「職場に居ながらできる自分メンテナンス!」コラム

1回「日本人のほとんどが不調経験者?」はこちら

2回「腰痛との向き合い方」はこちら

あれ?指先がしびれる…なんてことありませんか?

職場に居ながらできる自分メンテナンス!    第3回 <br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編

PC作業の後に指先のしびれ、手首に
違和感はありませんか

私のもとにはブログや知人を通じ、日々様々なお悩みをお寄せいただきます。

先日も「仕事中はほぼパソコンの前に座りっぱなし、終業後や休日は趣味の音楽活動でギターを弾きまくっている」という方から、手の指先に痺れと神経過敏症状が生じ、ついに大好きなギターが弾けなくなってしまったと相談を受けました。指を使いすぎている可能性がありますね。

私はよく、筋肉や骨の状態を満員電車や車の渋滞に例えることがあります。GW恒例の交通渋滞を想像してみてください。一箇所で接触事故が起こってしまうと後続車は更に流れが滞り、そこから新たな事故が生じる場合もありますよね。からだも同じだとお考え下さい。

カラダのなかで交通渋滞が起こるって一体なに?

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カラダの中でも「動けない状態」
骨渋滞が発生している?

先ほどの会社員の方は、指先に不快な症状が出ているということでした。このような不調がある時には多くの方が「原因も指先にある」と考えがちなのですが、ちょっとストップ!

もう少し視野を広げてみようと思います。なぜなら、指というのは上肢の一部であり、肩や首とも繋がっている道路、例えるなら国道 1号線ならぬ“体道 上半身線?”の一部とでもいいましょうか。先ほどの車の渋滞を例にあげると、指という部位で事故が発生している場合、その延長である上腕や肩では骨同士の渋滞が生じ、無理な割り込みや玉突き事故など他のトラブルが発生しているかもしれません。あるいは、実はこれが逆転していて、事の発端は肩や腕からはじまったトラブルであるとも考えられますね。

指がしびれる原因は様々だと言われており、単なる肩こり、首コリという場合もありますが、神経系の病気である場合もあります。整形外科、脳神経外科、ペインクリニックなどへの受診が優先となりますが、原因不明だった場合はカラダの使い方に着目しなくてはならないかも知れません。

えっ?テニスの経験がなくても「テニス肘」になるの?

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テニスプレイヤーに多いといわれる
テニス肘

ここではひとつ試していただきたいことがあります。仰向けに寝た状態で、あなたの手のひらは上下どちらを向いているでしょうか?

解剖学的なお話をすると、仰向けになると肩はリラックスし、肘の内側や手のひらは天井(上)を向いています。しかし、多くの方は肘から下の前腕部が床(下)に向いているのです。これは普段の腕の使い方が形状記憶されていると考えられます。私たちが料理、勉強、パソコン作業するとき、前腕部をねじり手首を下向きにして作業をするのです。せめてお布団に入った際に手のひらが自然と上向きになるよう動きのリセットができれば良いのですが、なかなか難しいようです。

特にPC作業が長時間に及ぶ場合、マウスを操作する際に多くの方が前腕(肘から手首まで)をテーブルに固定させ、手首だけを左右に動かし、クリックする人差し指と中指は常に持ち上げている状態にありますね。肘は雑巾絞りのようにねじられ、指は持ち上げられ、骨の大渋滞が起こっています。親指や小指に比べるとこの2本指は「使いすぎている」ということになり、親指側の肘に痛みが出る場合があります。手首や肘を歪ませる原因にもなりますね。

テニスをされる方にこのような不調が見られるため「テニス肘」と言われるのですが、最近はテニス肘ならぬオフィス肘が増加しているのです。肘の違和感、痛みがある場合は、前腕部をデスクに直接付けるのではなく、アームレスト付きのマウスパットやタオルを畳んだもので高さを作り、前腕と手首が水平になる状態でPC作業されることをおすすめします。

カラダの使いすぎている部分については、次回も引き続きお話をさせていただきますのでお楽しみに。

執筆者プロフィール

職場に居ながらできる自分メンテナンス!    第3回 <br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編

氏名:小松原 ゆかり(写真:下段 右)
資格:健康運動実践指導者

前職は保育職。ストレスから生じる不調症状に悩まされたことをきっけにヨガを学び、2004年より指導者となる。ヨガ資格の他、呼吸法、健康管理に関する資格、介護や認知症予防の資格なども保有しており、子どもから高齢者まで全ての年齢に対応できる。 現在はヨガスタジオの他、企業、被災地にて「こころとカラダ」に関する講座を出張オーダメイド方式で行っている。

プロフィール
http://ameblo.jp/chibee-yuka/theme-10073917359.html


★プロジェクトメンバーの紹介★
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任准教授である松平先生をはじめとするココロとカラダの専門家4名が集まり、オフィスで気軽にできる体操を考案中。

【松平 浩(まつだいら こう)】 ※写真上段 左

1992年、順天堂大学医学部卒業後、東京大学整形外科入局。98年、東京大学医学部付属病院整形外科助手(腰椎・腰痛グループチーフ)。2008年、英国サウサンプトン大学疫学リサーチセンター留学(visiting scientist and Senior Research Fellow )。2009年、労働者健康福祉機構、関東労災病院 筋・骨格系研究センター長に就任。同機構の本部研究ディレクターを兼務。2014 年より現職(東京大学医学部 附属病院
22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座 特任准教授。日本整形外科学会整形外科認定医、日本脊椎脊髄学会指導医、日本体育協会認定スポーツ医、国際マッケンジー協会認定セラピスト、日本腰痛学会評議員(編集委員)。

【川又 華代(かわまた かよ)】 ※写真上段 右
2001年理学療法士免許取得。急性期から慢性期までのリハビリに従事。障害を負う前に携わりたいと思い、2006年から勤労者の予防に取り組む。 現在は2月に第3子を出産し育児に奮闘中。

【楠本 真理(くすもと まり)】※写真下段 左
企業の保健師。2001年に産業医科大学産業保健学部看護学科を卒業し、それ以来現職の三井化学の健康管理室で14年間勤務。主に組織担当として、健康づくりプログラムやメンタルヘルスの職場環境改善等に力をいれている。



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