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~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第4回
~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編


職場に居ながらできる自分メンテナンス!第4回<br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編


 

こんにちは。健康運動実践指導者の小松原ゆかりです。早いものでこちらでのコラムも4回目となりました。前回、“上肢のしびれや痛みは、からだの使い方と関係している”というお話をしました。

骨の配置のことを“アライメント”と言いますが、不自然な動きが習慣化され、アライメントが崩れている方が最近増えています。今回は腰や下肢の不調と日常動作との関係についてお話をしようと思います。

 

□小松原さんの「職場に居ながらできる自分メンテナンス!」コラム

1回「日本人のほとんどが不調経験者?」はこちら

2回「腰痛との向き合い方」はこちら

3回「えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編」はこちら

腰痛、坐骨神経痛、膝痛、股関節痛・・・あげればキリがない不調たち

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第4回<br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編

厚生労働省データ
(提供:松平浩先生)

上肢以外の不調といえば、腰痛!ですよね。
厚労省のデータでも腰痛が男女ともに上位にあがっています。デスクワークの方から「毎日座りっぱなしで腰が痛い」なんて話をよく伺います。最近では坐骨神経痛、股関節や膝関節の痛み、冷え、浮腫など下肢の不調もよく耳にするようになりました。

でも、介護や肉体労働など腰に負担のかかる仕事ではなく、座っているだけなのになぜ腰が痛くなるのでしょうか。それはおそらく「座っているから」でしょう。私たちの遠い先祖は四本足で歩く動物でした。もともとは動くようにプログラムされたこのカラダですから、動かなくなると動けなくなってしまうのです。また、動けないことで動かなくもなる、この負のスパイラルが不調のブラックホールへと私たちを誘うのです。

あなたの座位姿勢、それじゃちょっとマズイかも・・・

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気づいたらこんな姿勢に
なっていませんか?

先日、私が担当するヨガ教室で「正座」をしていただくシーンがありました。膝に不調がある方以外は美しい姿勢で坐れます。さすが日本人!ですね。しかし、長座をすると途端に背中が丸まってしまい、多くの方が脚を伸ばして坐ることができません。

また、ある企業でオフィス見学させていただいた際は、上のイラスト(左)のように背中を丸め、お尻が椅子の座面の前方に滑り込んだ姿勢の方がほとんどでした。180cmを超える長身の男性がオフィスの中の誰よりも座高が低い!なんてこともありましたが、上司と目を合わせないようにする秘策なのでしょうか。彼は不調を特に感じておらず、最近お腹がぽっこり出てきたことが気になるくらいとのことでした。

姿勢オタクとしては放置できず、彼の椅子を高くし、膝が直角になり足裏がしっかり床につくポジションをととのえました。しかし、彼の座高が高すぎてキリンのようにパソコンを見下ろす不自然な姿勢になってしまったのです。彼の目線に合わせ、モニターも高くすると、周囲が笑ってしまうほど姿勢の良い人になりました。そんな彼から「首や腰が楽だし、これなら目の疲れも感じないかも」と不調らしき過去の様子がポロポロと出ます。また「お腹に自然と力が入る」という言葉も出ました。ポッコリお腹はこれで改善できるのではないかと思います。

デスクワークの方こそ、意識的にカラダを動かしましょう

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座りっぱなしで硬くなった筋肉は
歩くことでも緩んでいきます。

まず筋肉についてお話をしますね。最近、シックスパック(腹筋が割れている状態)に憧れる方が増えていますが良い筋肉とはどんなものかご存知でしょうか。

実はカラダの機能面から考えると、良い筋肉に求められるのは硬さではなくしなやかさなのです。筋肉には拮抗といって表と裏のように相反する働きをする相方が存在します。片方が緊張すると、もう片方は弛緩するのです。このようにバランスをとってカラダは様々な動きが実現するのですが、座りっぱなしなど特定の動きばかりを継続すると筋肉は縮んで硬くなってしまいます。一方、相方はだらりと緩んで働くことすら忘れてしまう。

このアンバランスな状態が不快感であり痛みに繋がる原因となります。ですから、デスクワークの方はカラダを動かすこと、正しく坐ること、この二点を意識的に実践していただきたいのです。

坐骨(ざこつ)なくして、正しい姿勢は語れない

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ここでは正しい坐り方についてお話をします。坐る時に意識するのは「坐骨」と「足裏」の二点です。この二つが支えとなります。

まず坐骨ですが、ふたつ目のイラストのように座面前方にお尻を滑らせている悪い坐り方をすると見つかりませんが、背筋を伸ばして正しく坐ると左右のお尻に一つずつゴリゴリした骨を見つけられるはずです。坐っている時には常にこの坐骨の存在を感じているようにしましょう。最初のうちは骨盤を立てることが難しいと思いますので、背あてクッションや座布団などをうまく活用してみてくださいね。慣れてきたらモノに頼らず、自分の筋力で背筋を伸ばすよう意識してみましょう。

次に足裏についてですが、多くの方が坐っている時に足裏が床から離れています。足裏が床から離れることで、カラダを支える役割を他の筋肉が代用しなくてはならないため、カラダを無理に緊張させてしまう原因となります。膝が直角に曲がり足裏を床に付け坐骨を座面につけていれば、自然とお腹にも力が入り、楽に座れるようになりますから継続すればできるようになります。余分な力を使って姿勢を維持する癖がついている方はカラダを緩めることも必要となります。

次回はカラダの緩め方についてお話をしようと思います。
良い姿勢は一日にしてならず!今日からぜひ実行を!!

執筆者プロフィール

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第4回<br />~えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編

氏名:小松原 ゆかり(写真:下段 右)
資格:健康運動実践指導者

前職は保育職。ストレスから生じる不調症状に悩まされたことをきっけにヨガを学び、2004年より指導者となる。ヨガ資格の他、呼吸法、健康管理に関する資格、介護や認知症予防の資格なども保有しており、子どもから高齢者まで全ての年齢に対応できる。 現在はヨガスタジオの他、企業、被災地にて「こころとカラダ」に関する講座を出張オーダメイド方式で行っている。

プロフィール
http://ameblo.jp/chibee-yuka/theme-10073917359.html


★プロジェクトメンバーの紹介★
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任准教授である松平先生をはじめとするココロとカラダの専門家4名が集まり、オフィスで気軽にできる体操を考案中。

【松平 浩(まつだいら こう)】 ※写真上段 左

1992年、順天堂大学医学部卒業後、東京大学整形外科入局。98年、東京大学医学部付属病院整形外科助手(腰椎・腰痛グループチーフ)。2008年、英国サウサンプトン大学疫学リサーチセンター留学(visiting scientist and Senior Research Fellow )。2009年、労働者健康福祉機構、関東労災病院 筋・骨格系研究センター長に就任。同機構の本部研究ディレクターを兼務。2014 年より現職(東京大学医学部 附属病院
22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座 特任准教授。日本整形外科学会整形外科認定医、日本脊椎脊髄学会指導医、日本体育協会認定スポーツ医、国際マッケンジー協会認定セラピスト、日本腰痛学会評議員(編集委員)。

【川又 華代(かわまた かよ)】 ※写真上段 右
2001年理学療法士免許取得。急性期から慢性期までのリハビリに従事。障害を負う前に携わりたいと思い、2006年から勤労者の予防に取り組む。 現在は2月に第3子を出産し育児に奮闘中。

【楠本 真理(くすもと まり)】※写真下段 左
企業の保健師。2001年に産業医科大学産業保健学部看護学科を卒業し、それ以来現職の三井化学の健康管理室で14年間勤務。主に組織担当として、健康づくりプログラムやメンタルヘルスの職場環境改善等に力をいれている。



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