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~職場で健康づくりに取り組む~

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第6回
~職場で健康づくりに取り組む~


職場に居ながらできる自分メンテナンス!第6回<br />~職場で健康づくりに取り組む~


写真:全国協会けんぽ千葉支部様より社内での体操実践写真を提供いただきました

 

こんにちは。健康運動実践指導者の小松原ゆかりです。前回ご紹介した“スキマ時間にできるストレッチ”は実践していただけたでしょうか。

6回目となる今回は、少し趣向を変え“職場での運動の取り組み”についてお話をさせていただこうと思います。

 

近年、社員の健康づくりを会社として取り組むことで”仕事の生産性が高められるのではないか”と言われており、以前にも増して社会の関心が健康へと向けられています。誰もが気軽にできる運動といえばラジオ体操が浮かびますが、最近ではこのような簡単な体操でもやり方次第で大きな効果を得られることが世間に浸透してきましたね。その反面、運動がからだに良いことはわかるが、やり方がわからないと感じている方もまだまだ多いようです。

 

□小松原さんの「職場に居ながらできる自分メンテナンス!」コラム

1回「日本人のほとんどが不調経験者?」はこちら

2回「腰痛との向き合い方」はこちら

3回「えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの?上肢編」はこちら

4回「えっ?こんな些細なことでカラダは歪んでしまうの? 腰、下肢編」はこちら

5回「これならできる!スキマストレッチ」はこちら

職場での運動への関心が高まっている!

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第6回<br />~職場で健康づくりに取り組む~

保健師さんは運動を取り入れようと
試行錯誤されている様子、コメントからも伺えますね。(クリックして拡大)

働く世代の健康に関連した話題には必ずと言っていいほど“メタボ対策”や“メンタルケア”という言葉が登場します。これまでは保健師などが働きかけをするものの、健康管理は個人がするものと考えられていました。
しかし、近年は”健康経営”という言葉が脚光を浴び、社員の健康を大切な経営資源として考える新たな文化が根付きつつあります。

私は運動指導者という仕事柄、保健師や健康推進委員と呼ばれる方にお会いしますが、「職場で継続的に運動を導入したいが、しかけ作りが難しい」という話をよく耳にします。私たちのプロジェクトメンバーでもある楠本真理さんは研究所内の保健師ですが、全社を巻き込んだ“ヘルシーマイレージ合戦”をしかけたことで注目されています。飛行機のマイルと同様に運動をする毎にマイルを積算し景品との交換ができます。また順位を競うという側面もあり、個人・団体など参加スタイルが自由に選択でき、一人一人のペースで楽しみながら運動ができるよう細かな工夫をされています。

この“ヘルシーマイレージ”が様々なメディアで紹介され、楠本さんのもとには運営のコツを知りたいという質問が多く寄せられるそうですが、ご本人はコツという程の秘策はないとおっしゃいます。しかし、楠本さんの仕事ぶりを見ていると、色々なところで立ち話をしており、社員から話を聴く場所は健康管理室だけではないということを無意識に実践していらっしゃるように見受けられます。

職場での運動の取り組みに“FUN”要素をちょっぴり足して

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ヘルシーマイレージ合戦のしかけづくりに成功した楠本さんは次なるステージに!(クリックして拡大)

職場での健康づくりは社員を知ることから始まります。

介護福祉士でもあるので介護を例にあげますが、高齢者の4人に1人が認知症とその予備軍とも言われる介護の世界では、ストーリー性が重視されます。対象者の人柄、生活歴、どのような人生観を持っているのかを把握するために多方面から情報収集・観察をします。そのストーリーをもとに何をすべきかを専門職の視点で見出していくのです。介護と産業保健、健康づくり、少し遠い話に思えるかも知れませんが、人に対して何らかの“しかけ”をするためには、目の前の人に何が必要かを見極め、最も適した方法でアプローチをする必要があります。

つまり、闇雲にアイデアを求めたり、誰かの手法を真似るのではなく、その人にぴったりなツールを共に探していくことが大切なのです。最適なツールが見つかったら、どのように提供するかも重要ですよね。各々のストーリー上に浮かんだ最適ツールに、FUNの要素(わくわくする気持ち・遊びゴコロ)をエッセンスとして加えることで楠本さんのような“社員自らが意欲的に健康づくりに取り組む姿”が実現するのではないかと思います。

運動は様々な相乗効果をもたらします。

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運動が生活を豊かにし、コミュニケーションを円滑にするためのツールとなる。(クリックして拡大)

私たちの手がける体操プロジェクトは、先日NHKスペシャルにも出演され、長引く”腰痛の原因”は腰ではなく”脳”にあるとし、メスを使わず治療をすることで有名な整形外科医の松平浩先生を中心に、理学療法士、企業内保健師、運動指導者の4名で構成されています。

職場での健康づくりを”より専門的な視点”で捉え、年齢、性別を問わず誰もが気軽に実施でき、オフィスワークで見られがちな不調や不良姿勢に対しても改善の見込みがある、”安全で効果的な体操”を提案すること、これが私たちのミッションです。

「職場で簡単にできる運動があれば、直接の運動指導が苦手な産業保険スタッフにとってはすごく助かる。」という期待に応えるため、オフィスで気軽に実践できる体操づくりに取り組んできました。たくさんの方に協力いただき、この体操は今秋正式にリリースとなります。

今回は活動を通して伺ったコメントを挿絵内で紹介させていただきました。(各画像をクリックすると拡大してみることができます。)しかし、私たちが提案する体操はあくまで”ツール”にすぎません。先ほどもお話しましたが、あなたの職場のストーリーに最も合ったしかけをすることで、更に強力なツールとなるのではないかと思います。   

次回は、いよいよ私たちの考案した体操をご紹介します。お楽しみに!

執筆者プロフィール

職場に居ながらできる自分メンテナンス!第6回<br />~職場で健康づくりに取り組む~

氏名:小松原 ゆかり(写真:下段 右)
資格:健康運動実践指導者

前職は保育職。ストレスから生じる不調症状に悩まされたことをきっけにヨガを学び、2004年より指導者となる。ヨガ資格の他、呼吸法、健康管理に関する資格、介護や認知症予防の資格なども保有しており、子どもから高齢者まで全ての年齢に対応できる。 現在はヨガスタジオの他、企業、被災地にて「こころとカラダ」に関する講座を出張オーダメイド方式で行っている。

プロフィール
http://ameblo.jp/chibee-yuka/theme-10073917359.html


★プロジェクトメンバーの紹介★
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任准教授である松平先生をはじめとするココロとカラダの専門家4名が集まり、オフィスで気軽にできる体操を考案中。

【松平 浩(まつだいら こう)】 ※写真上段 左

1992年、順天堂大学医学部卒業後、東京大学整形外科入局。98年、東京大学医学部付属病院整形外科助手(腰椎・腰痛グループチーフ)。2008年、英国サウサンプトン大学疫学リサーチセンター留学(visiting scientist and Senior Research Fellow )。2009年、労働者健康福祉機構、関東労災病院 筋・骨格系研究センター長に就任。同機構の本部研究ディレクターを兼務。2014 年より現職(東京大学医学部 附属病院
22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座 特任准教授。日本整形外科学会整形外科認定医、日本脊椎脊髄学会指導医、日本体育協会認定スポーツ医、国際マッケンジー協会認定セラピスト、日本腰痛学会評議員(編集委員)。

【川又 華代(かわまた かよ)】 ※写真上段 右
2001年理学療法士免許取得。急性期から慢性期までのリハビリに従事。障害を負う前に携わりたいと思い、2006年から勤労者の予防に取り組む。 現在は2月に第3子を出産し育児に奮闘中。

【楠本 真理(くすもと まり)】※写真下段 左
企業の保健師。2001年に産業医科大学産業保健学部看護学科を卒業し、それ以来現職の三井化学の健康管理室で14年間勤務。主に組織担当として、健康づくりプログラムやメンタルヘルスの職場環境改善等に力をいれている。



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